ブルーベリーの実をたくさんつけるには?受粉方法など受粉時期のポイントについて解説!

ブルーベリーの花とミツバチ ブルーベリーの育て方

ブルーベリーを育てているからには、たくさんの実を収穫したいですよね。
では、どのように育てたらたくさんの実をつけさせることができるのでしょうか?
日常的な水やりや施肥、夏と冬に行う剪定など、基本的な行程は欠かせませんが、うまく受粉させることも重要なお世話の一つです。
今回は、ブルーベリーの実付きに影響を与える受粉について解説します。

ブルーベリーはどのように受粉する?

4〜5月頃にブルーベリーの花が開花します。花のめしべに花粉がつくことで受粉し、子房が膨らみ、6〜8月頃に実になります。ブルーベリーの受粉は、自家受粉と他家受粉の2種類の受粉方法があります。

自家受粉

同じブルーベリーの品種で受粉することを自家受粉と言います。ハイブッシュ系は自家受粉しやすく、栽培するのが1本のみでも実をつけることができます。ラビットアイ系は、自家不和合性が強く、基本的には他家受粉で、2本以上の異品種のブルーベリーの木が必要です。

他家受粉

同じ系統の別品種で受粉することを他家受粉と言います。受粉には2本以上の異なる品種のブルーベリーを栽培します。ただし、2本以上のブルーベリーの木を用意しても、開花時期がずれている場合、花粉がめしべにつかずに受粉ができません。開花時期に注意してブルーベリーの木を用意しましょう。

自家受粉と比べると、他家受粉の方が結実率が高く、大きい実がつく傾向にあります。たくさん実をつけたい場合は、自家受粉より他家受粉で栽培した方が、多くの実の収穫が期待できるでしょう。

ブルーベリーに人工受粉は必要?

基本的には、自然に任せてみつばちなどの虫に花粉を運んでもらい受粉しますが、虫が来訪しないような栽培環境や、連日の雨天などの天候問題がある場合は、人工受粉でブルーベリーの受粉を助けてあげると、より充実した実付きを期待できます。

人工受粉の方法

ブルーベリーの花を優しく上から叩き、花粉を耳かきのふわふわ部分(梵天)につけます。梵天についた花粉を花のめしべにつけます。花粉を採取する際、梵天に直接叩き落とすのではなく、一度お皿に花粉を落としてから梵天につけて、めしべにつけてもOKです。

受粉成功の見分け方

受粉が成功すると、花が上を向きます。受粉後、花弁が落ちていくので、上を向くころには小房のみになってることも多いです。その後、徐々に小房が膨らみ、大きく果実になっていきます。

受粉が失敗した場合は、花は上を向きません。もともと下向きに花が咲いていますが、変わらず下向きのまま、花弁が落ち、最終的にはしおれていきます。または、子房ごと落ちることもあります。

まとめ

今回はブルーベリーの受粉について解説しました。
下記の受粉ポイントに気を付けて栽培することで、充実した収穫が期待できます。

  • 自家受粉ではなく、他家受粉で育てる
  • 栽培環境によっては人工受粉をする

ブルーベリー栽培を始める際には、受粉方法を考慮して苗(木)を用意しましょう。
また、花が開花する時期には人工受粉が必要かどうかを見極めるのも大切です。
ブルーベリーの受粉時期のお世話を楽しみながら、果実の収穫を目指しましょう。

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