成瀬シリーズの第2弾『成瀬は信じた道をいく』を読みました。
前作から変わらず、成瀬は成瀬で安心です!
(下記は成瀬シリーズ1作目『成瀬は天下を取りにいく』)

いわゆる「変わり者」の成瀬だけど、真っ直ぐな信念のもとに突き進んでいる姿は、やっぱり憧れます。自分を持っている(いや、成瀬は持ちすぎている。笑)人は、カッコいい。

無条件で元気をもらえて前向きになれる!そんな一冊です。
あらすじ
『成瀬は天下を取りにいく』のシリーズ2作目。
勉強も、運動も、けん玉も、何をやってもそつなくできる成瀬あかり。彼女の目標は200歳まで生きること。そんな成瀬に出会う人達。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の一人暮らしを憂慮する父親、近所のクレーマー主婦、観光大使の女子大生、そして、大学進学をきっかけに東京へ引っ越した幼馴染の島崎。成瀬と関わり合う中で、それぞれの世界が少し前向きになっていく。
感想
相変わらず、成瀬は自分の道を突き進んでいて、ブレないところに安心感を抱きました。
小学生にも、年上にも、武士のようなしゃべり方も健在でした。
でも一瞬、ですます調でしゃべったから、ビックリしてつい笑ってしまった。笑
一番印象に残ったのは、島崎が東京から成瀬に会いに来た話。
島崎にとっては、成瀬は「ゼゼカラ」というお笑いコンビを組んでいるし、幼いころからお隣さんだし、他の人よりも特別な存在だと自負していたけど、久々に地元に帰って成瀬と交流ある人達に会ったら、自分の知らない成瀬の話ばかりで、なんだかジェラシーを感じてしまいます。
自分も同じような気持ちになったことがあるから、なんだか心がきゅっとなりました。
親しい友達に、自分の知らない世界があると、悔しいというのか、自分だけおいてかれているような寂しい気持ち。成瀬としばらく離れていて、そんな寂しさを感じた島崎の気持ちが手に取るように分かりました。
もう30代になった今はこんな気持ちになることはありませんが、学生時代は何度も同じような気持ちを抱きました。
中学時代に同じグループの友達が別のグループの子と楽しそうにお話している時。
高校時代に同じ部活の子がクラスの子と一緒に遊んでいるのを見た時。
昔のちょっとむずむずした歯がゆい気持ちを思い出しました。
きっと島崎もそんな気持ちだったんだろうなあ。
若いって、いろんな感情が忙しく駆け巡るから大変だけど、尊い時間だと感じました。
成瀬シリーズは次で最終章を迎えるそうです。
まだ「成瀬あかり史」が続くと思うとワクワクする反面、もう最後になってしまうのかと、まだ読んでもいないのにロスな気持ちになりつつありますが、しっかりと最後まで見届けたいと思います。
こんな人におすすめ
とにかく気持ちがスッとして前向きになる本。
将来が見えなくて悩んでいる時のもやもやした気持ちを上向かせてくれます。
成瀬が高校生・大学生のお話なので、学生さんは共感できることもあり、勇気づけられそうです。
・将来に悩んでいる人
・中学生~高校生の学生さん
・もやもやした気持ちを上向かせたい人

